Google Cloud Storageのファーストステップを紹介する、
Hello Google Cloud Storageページを翻訳してみます。
このページで紹介されている機能を試すには、
GSUtilのセットアップとGoogle Cloud Storageサービスの認証が必要です。
第1回は
こちら、第2回は
こちら、第3回は
こちら、
第4回は
こちらです。
ステップ2:オブジェクトをバケットにアップロードする
ここまでで幾つかバケットを生成することができたので、それらの中にオブジェクト2つの組み合わせをアップロードしてみましょう。これを行うには、新しいディレクトリを生成して、ディレクトリに2つのイメージファイルを作り、ファイル名をpoodle.jpgとcollie.jpgとします。ファイルをアップロードするために、ディレクトリを今生成したものに変更して、cpコマンドを以下の様に使用します。
gsutil cp *.jpg gs://dogs
cpコマンドはUNIXの再帰(-R)オプションつきでcpコマンドと同様に動作し、ディレクトリ全体やディレクトリ内のコンテンツのコピーを行います。GSUtilはワイルドカードもサポートしていて、ファイルのバッチコピー・ムーブを簡単に行えます。オブジェクトのアップロードの方法によって、GSUtilは以下の一定のガイドラインに従った名前を付けたオブジェクトを生成します。
・ディレクトリを再帰的にアップロードするために-Rオプションを使用する場合、GSUtilは再帰プロセスをスタートするディレクトリをベースにした名前を付けたオブジェクトを生成します。
例として、client1/low_priorityy/に存在するディレクトリが存在して、gsutil cp -R client1/low_priority dst_uri というコマンドを使用して再帰的にコピーを行う場合、再帰プロセスが開始されるディレクトリ名がlow_priorityなので、GSUtilはオブジェクト名にlow_priorityを使用した新しいオブジェクトを生成します。
gs://dst_uri/low_priority/my_object
-Rオプションはサブディレクトリもコピーを行い、オブジェクト名にはサブディレクトリ名も含まれます。例として、client1/low_priorityがさらにdatasheetsというディレクトリを含む場合、gsutil cp -R client1/low_priority des_uriは以下の様に名前をつけてオブジェクトを生成します。
gs://dst_uri/low_priority/building.cad
gs://dst_uri/low_priority/schematics.cad
gs://dst_uri/low_priority/datasheets/assets.txt
gs://dst_uri/low_priority/datasheets/expenses.txt
このような動作は、組織の目的別での使用やGoogle Storage Managerでの利用に役に立ちますが、注意深く行わないと、意図しないパスをファイル名の中に組み込んでしまうことにもなります(例えば、上記の例ではlow_priorityという部分をを顧客に対して付けてしまいます)。
・ディレクトリをそのディレクトリ名を先頭に追加しないでコピーやアップロードする必要がある場合、ワイルドカードをしようできます。
例として、gsutil cp client1/low_priority/* dst_uri としてファイルをコピーすると、GSUtilは先頭にディレクトリ名を追加することなくオブジェクトをディレクトリにコピーします。
gs://dst_uri/my_object
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