前回まで、Google App Engine for Java のAPIを利用するクラスの
テスト駆動開発を試してみました。
あくまで、ここで行った方法は
私なりのやり方です。他の方法で行っている方は沢山いるでしょうし、
異論もあるでしょう。
先に動作確認済みのサンプルコードがある状態から
新しいクラスを作る、という例なので
そのままのやり方で応用できるというわけでもありません。
メソッドの中身をコピーしてくる部分などは、
先に機能の実装が出来ていなければなりませんし、
コンストラクタの引数を先に決めてから定義している部分も
かなり実装のイメージが出来上がっていなければ出来ません
(ここについては、コンストラクタの引数を定義しないでおいて、
必要になってから定義していくやり方もあるのですが、
つい、飛ばしてしまいました)。
しかし、既に定義されている仕様に従ってテストコードを
作成してから、そのテストに通るクラスを実装していくという方法は
有効なものです。
前々回に述べたように、テストコードが実装の指針を示していくので
コードの記述が楽になります。
実装の流れは、
・コンパイルエラーまたはテストの失敗
↓
・エラーの解消
↓
・コンパイルエラーまたはテストの失敗
という繰り返しになっています。
コンパイルエラーが何度も何度も繰り返されるので
まとめてエラーが出ないコードを書けばいい、というのとは違います(間違っているという意味ではありません)。
エラーが次に実装すべきコードを示している、ということです。
コードを頭の中からひねり出す苦労を減らせます。
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