2013年5月31日金曜日

Hello Goolge Cloud Storage - その6

Google Cloud Storageのファーストステップを紹介する、
Hello Google Cloud Storageページを翻訳してみます。

このページで紹介されている機能を試すには、
GSUtilのセットアップとGoogle Cloud Storageサービスの認証が必要です。

第1回はこちら、第2回はこちら、第3回はこちら
第4回はこちら、第5回はこちらです。

ステップ3:バケットとオブジェクトのリスト

次に、生成したバケットとオブジェクトをリスト化します。これを行うには、lsコマンドを使うことができます。例として、以下のコマンドは特定のプロジェクト内のバケットをリスト化します:
gsutil ls
以下のコマンドはdogsというバケットの中に格納されているオブジェクトをリスト化します。
gsutil ls gs://dogs
-lオプションの使用 -lオプションを使用して、オブジェクトとバケットの長いリストを出力することができます。これは、単独でlsコマンドを使用するよりも多くの情報を提供します。例として、以下のコマンドではdogs内のすべてのオブジェクトについての情報をリスト化します:
gsutil ls -l gs://dogs
コンテンツの代わりにバケットの情報を取得したい場合は、-bオプションをバケット名を後ろに続けて含めることで可能になります。例として、以下のコマンドリストはdogsバケットについての情報をリスト化します。
gsutil ls -l -b gs://dogs
バケット全体のサイズをリスト化するには、以下のコマンドのいずれかを使用できます:
  • gsutil ls -l
    バケットと全体のサイズのリストを提供します。
  • gsutil ls -l gs://*
    バケット内のすべてのオブジェクトと、全体のサイズの完全なリストを提供します。
Using the -L option - -Lオプションの使用 lsコマンドと共に-Lオプションを使用すると、プロジェクト内のバケットとオブジェクトについての利用可能な詳細な情報の多くをリスト化することができます。例として、以下のコマンドはdogsバケット内にあるオブジェクトの、サイズ、最終更新日時、キャッシュコントロールなどのような包括的な情報を提供します。
gsutil ls -L gs://dogs/*
以下のコマンドで、バケットについての詳細な情報を参照することができます。
gsutil ls -L
内容の代わりに特定のバケットについての詳細な情報を取得したい場合は、-bオプションにバケット名を続けます。例として、以下のコマンドはdogsバケットについての詳細な情報を提供します:
gsutil ls -L -b gs://dogs
Note:このオプションはオブジェクトとバケットについての詳細な情報のほとんどを提供しますが、-Lオプションは必要とする全ての情報を取得しようとして複数のGETリクエストを使用するために、月間の帯域幅クォータを使用します。それに比較して、-lオプションは必要とする情報につき一つだけのGETリクエストを行うため、-Lオプションよりもずっと早くなります。

インストール不要・無料のKaede翻訳ツール:
http://kaedetrans-hrd.appspot.com/

2013年5月16日木曜日

Hello Goolge Cloud Storage - その5

Google Cloud Storageのファーストステップを紹介する、
Hello Google Cloud Storageページを翻訳してみます。

このページで紹介されている機能を試すには、
GSUtilのセットアップとGoogle Cloud Storageサービスの認証が必要です。

第1回はこちら、第2回はこちら、第3回はこちら
第4回はこちらです。

ステップ2:オブジェクトをバケットにアップロードする

ここまでで幾つかバケットを生成することができたので、それらの中にオブジェクト2つの組み合わせをアップロードしてみましょう。これを行うには、新しいディレクトリを生成して、ディレクトリに2つのイメージファイルを作り、ファイル名をpoodle.jpgとcollie.jpgとします。ファイルをアップロードするために、ディレクトリを今生成したものに変更して、cpコマンドを以下の様に使用します。

gsutil cp *.jpg gs://dogs

cpコマンドはUNIXの再帰(-R)オプションつきでcpコマンドと同様に動作し、ディレクトリ全体やディレクトリ内のコンテンツのコピーを行います。GSUtilはワイルドカードもサポートしていて、ファイルのバッチコピー・ムーブを簡単に行えます。オブジェクトのアップロードの方法によって、GSUtilは以下の一定のガイドラインに従った名前を付けたオブジェクトを生成します。
・ディレクトリを再帰的にアップロードするために-Rオプションを使用する場合、GSUtilは再帰プロセスをスタートするディレクトリをベースにした名前を付けたオブジェクトを生成します。
例として、client1/low_priorityy/に存在するディレクトリが存在して、gsutil cp -R client1/low_priority dst_uri というコマンドを使用して再帰的にコピーを行う場合、再帰プロセスが開始されるディレクトリ名がlow_priorityなので、GSUtilはオブジェクト名にlow_priorityを使用した新しいオブジェクトを生成します。

gs://dst_uri/low_priority/my_object

-Rオプションはサブディレクトリもコピーを行い、オブジェクト名にはサブディレクトリ名も含まれます。例として、client1/low_priorityがさらにdatasheetsというディレクトリを含む場合、gsutil cp -R client1/low_priority des_uriは以下の様に名前をつけてオブジェクトを生成します。

gs://dst_uri/low_priority/building.cad gs://dst_uri/low_priority/schematics.cad gs://dst_uri/low_priority/datasheets/assets.txt gs://dst_uri/low_priority/datasheets/expenses.txt

このような動作は、組織の目的別での使用やGoogle Storage Managerでの利用に役に立ちますが、注意深く行わないと、意図しないパスをファイル名の中に組み込んでしまうことにもなります(例えば、上記の例ではlow_priorityという部分をを顧客に対して付けてしまいます)。
・ディレクトリをそのディレクトリ名を先頭に追加しないでコピーやアップロードする必要がある場合、ワイルドカードをしようできます。
例として、gsutil cp client1/low_priority/* dst_uri としてファイルをコピーすると、GSUtilは先頭にディレクトリ名を追加することなくオブジェクトをディレクトリにコピーします。

gs://dst_uri/my_object

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