2011年2月28日月曜日

Google Diacritize APIのドキュメント(スタートガイド)

前回に続いて、Google Diacritize APIのドキュメントの翻訳です。


Google Diacritize APIとは、
ネイティブでない人向けに

テキストに対応する発音記号を返す
GoogleのAPI(Application Programin Interface)です。

Google Language API Familyに含まれます。
現在のステータスはLabsになっていますので、
今後変更もありえます。

今回はGoogle Diacritize APIのスタートガイドページです。

Developer's Guide(v1):Getting Started
重要:このバージョンのGoogle Diacritize APIはin Labsの状態で、この機能は次の段階に進むまでに予告なしに変更される場合があります。

この文書は、Google Diacritize API v1を使用する上で必要となる背景となる知識を解説します。

Contents
Intorduction
Diaceitize API background
・Diacritize concepts
・Diacritize API operations
Calling style
・REST
Data format
・JSON

Intorduction
このドキュメントは、Google Diacritize APIと相互に通信できるアプリケーションを書きたいという開発者向けです。Google Tashkeel(またはDiacritize)で、ウェブページやアプリケーション内のテキストに、発音記号を付加することができます。

新しいプロジェクトをセットアップするために、Google APIs consoleでAPI keyを取得してください。

重要:Google Diacritize APIはGoogle APIs consoleから取得できるAPI keyの使用が必須です。

Diacritize API background

Diacritize concepts
Diacritize APIは、ウェブサイトにGoogle Tashkeelのパワーを加えることを可能にします。APIはテキストに発音記号を付加することができます。これらの発音記号は必須ではありませんが、ネイティブではない話者の発音をアシストすることができます。

発音記号はアラビア語(APIがサポートしています)を含めた幾つかの言語で使用されています。これらの記号なしのテキストの文字列を渡すことで、記号を付け加えた同一の文字列を取得できます。それに加えて、それぞれの単語の最後に記号を付け加えるかどうか選択することができます。

Diacritize API operations
Google Diacritize APIで呼び出すメソッドは、一つだけです。
OperationDescriptionREST HTTP Mapping
diacritize発音記号を付加した、リクエストされたテキストを返します。GET

Calling styles
API呼び出しには、複数の方法があります。
RESTディレクトリを使用する
・(サーバーサイドのコードを必要としない)JavaScriptからRESTを使用する

REST
Google Diacritize APIにおけるREST、REpresentational State Transferは、伝統的なRESTとはいくらか違いが存在します。
リソースへのアクセスの提供の代わりに、APIはサービスへのアクセスを提供します。結果として、APIはサービスのエンドポイントとして働く単一のURLを提供します。
Google Diacritize APIサービスのエンドポイントには、API operationsで説明されるGET REST HTTP動詞を使ってアクセスします。全てのサービスへのリクエストの詳細は、クエリのパラメータとして渡します。
単一のGoogle Diacritize API URIの定型のフォーマットは

https://www.googleapis.com/language/diacritize/v1?parameters

です。
parameterの部分は、クエリに適用するパラメータを表します。詳細については、Using REST 文書のWorking with resultsQuery parameter referenceを参照してください。
以下は、Diacritize APIでの使い方の一例です。このサンプルコードは提供されたテキストに発音記号を付加しますが、それぞれの単語の後ではありません。

GET https://www.googleapis.com/language/diacritize/v1?key=INSERT-YOUR-KEY&lang=ar&message=%D9%85%D8%AB%D8%A7%D9%84%20%D9%84%D8%AA%D8%B4%D9%83%D9%8A%D9%84&last_letter=false


REST from JavaScript

コールバッククエリパラメータ、コールバック機能を使用して、JavaScriptからRESTを使ってDiacirtize APIを呼び出すことができます。これにより、サーバーサイドのコードを記述することなく、Diacritizeデータを表示する立地アプリケーションを書くことが可能になります。
以下のサンプルコードは、発音記号を付加した複数のテキストの表示を行います。

<html>
  <head>
    <title>Diacritize API Example</title>
  </head>
  <body>
    <div id="content"></div>
    <script>
      function handleResponse(response) {
        // in production code, item.text should have the HTML entities escaped.
        document.getElementById("content").innerHTML += "<br>" + response.data.diacritized_text;
      }
    </script>
    <script src="https://www.googleapis.com/language/diacritize/v1?key=INSERT-YOUR-KEY&lang=ar&message=%D9%85%D8%AB%D8%A7%D9%84%20%D9%84%D8%AA%D8%B4%D9%83%D9%8A%D9%84&last_letter=false&callback=handleResponse"></script>
  </body>
</html>


JSON
JSON(JavaScript Object Notation)は、任意のデータ構造を表すシンプルな方法を提供する共通インターネットフォーマットです。json.orgによると、JSONは完全に言語から独立したテキストフォーマットですが、C,C++,C#,Java,JavaScript,Perl,Pythonや他の多くのCファミリーの言語のプログラマには慣れ親しんだ表記法を使用しています。


インストール不要・無料のKaede翻訳ツール
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月27日日曜日

Google Diacritize APIのドキュメント(概要)

今回から、Google Diacritize APIのドキュメントの翻訳を行います。

Google Diacritize APIとは、
ネイティブでない人向けに
テキストに対応する発音記号を返す
GoogleのAPI(Application Programin Interface)です。

Google Language API Familyに含まれます。
現在のステータスはLabsになっていますので、
今後変更もありえます。

まず、Google Diacritize APIの概要ページです。

Google Diacritize APIの概要

Google Diacritize APIは、ウェブサイトとプログラムをGoogle
Tashkeelプログラムで統合します。このAPIは、あなたが送信したテキストに発音記号を付加します。

使用可能なドキュメント

Version 1 は、Google Diacritize APIの最新の使用可能なバージョンです。このドキュメントは以下を含みます。

デベロッパーズガイド。基本的なコンセプトについての情報と、APIの共通の機能を使う方法をステップ バイ ステップによる解説を提供します。
Google Diacritize APIについて、このガイドではAPI呼び出しのRESTfulなメソッド、またはJSONデータストラクチャにアクセスするREST動詞(GET、POSTメソッドのような)を使ったHTTP呼び出しに焦点を当てます。

以下のGoolge Diacritize APIのドキュメントが利用可能です。
APIバージョン開発ガイドLabs ステータス
v1Getting Started(スタートガイド),Using RESTin Labs


インストール不要・無料のKaede翻訳ツール
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月25日金曜日

HELP(日本語)リンクの設置

Kaede翻訳ツールのヘルプページとして、

HELP(日本語)

のリンクを追加しました。
リンク先は、このブログ内の

Kaede翻訳ツールの使い方 まとめ

http://kaedetrans.blogspot.com/2011/01/kaede.html
です。
今までは、使い方のページを参照するためには
一度トップページへ移動してから、
使い方のblog
のリンクをクリックする必要がありましたが、
今回追加したリンクをクリックすることで、
クリック1回でヘルプを参照することができます。


インストール不要・無料のKaede翻訳ツール
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月23日水曜日

Wikipediaの記事を翻訳してみる(その3)

Wikipediaの記事を翻訳してみる(その2)の続きです。

2つ目の段落、

Modern classifications, including the Angiosperm Phylogeny Group system, favour inclusion in Sapindaceae. 

の部分を翻訳してみます。

ムクロジ科の被子植物系統発生グループのシステムに賛成を含めるなど、近代的な分類。

と自動翻訳されます。


単語ごとの意味は、
Modern 近代的な
classifications 分類
Angiosperm 被子植物
Phylogeny 系統発生
Sapindaceae ムクロジ科
です。

先頭からカンマで区切られる部分ごとに訳すと、

近代的な分類では、
被子植物系統発生グループシステムに含み、
ムクロジ科に含まれることに賛成する

となります。

もう少し分かりやすい文に直すと、

近代的な分類では、被子植物系統発グループのシステムに含まれ、ムクロジ科に分類されることが多い

というところでしょうか。

これもメモ用ダイアログにコピーしておきましょう。


インストール不要・無料のKaede翻訳ツール
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月20日日曜日

Wikipediaの記事の翻訳をしてみる(その2)

前回(Wikipediaの記事の翻訳をしてみる(その1))では、
英語版WikipediaのMapleの記事の翻訳を始めて、
最初の段落の翻訳をメモ用ダイアログに書き込むまでを行いました。

今回は、そこから続いて翻訳を進めてみましょう。

次の段落は、

Maples are variously classified in a family of their own, the Aceraceae, or together with the Hippocastanaceae included in the family Sapindaceae. Modern classifications, including the Angiosperm Phylogeny Group system, favour inclusion in Sapindaceae. The type species of the genus is Acer pseudoplatanus (Sycamore maple).

となっています。
少し長いので、1文ずつ翻訳しましょう。

最初の文は

Maples are variously classified in a family of their own, the Aceraceae, or together with the Hippocastanaceae included in the family Sapindaceae.

です。
これを「翻訳元」テキストエリアにコピーしてみましょう。
「翻訳」エリアに表示されるのは、

モミジは、さまざまな自分、カエデ科、自分や一緒にトチノキ科との家族の中で分類されるムクロジ科に含まれています。
となります。
意味が分からないではないですが、少し変な日本語になっています。
そこで、分かりやすいように手直ししてみます。

まずは、メモ用ダイアログにコピーして、書き直しができるようにします。

翻訳された文の中で、最初に現れる妙な部分は、
「さまざまな自分、」
という箇所です。
元の英語の文章で、ここにあたるのはどこでしょう。
探していくと、
「their own,」
の部分です。
おかしい部分がどこか分からない場合、単語の意味を拾っていき、
「ここは違う」という部分を除外していくといいでしょう。

前後の文章から推測すると、
文全体の意味としては、「カエデが植物としてどのように分類されるのか、何科に属しているのか」
という内容を述べています。
「their own,」のすぐ後の「the Aceaceae」はカエデ科を表すので、
ここまでの
Maples are variously classified in a family of their own, the Aceraceae
は、
カエデが自分自身を指す科であるカエデ科に分類される
という意味でしょう。

そこで、メモ用ダイアログにコピーした翻訳文を手直ししましょう。
「さまざまな自分、」の部分を、
「自分自身を指す科である」に変更します。

モミジは、自分自身を指す科であるカエデ科、自分や一緒にトチノキ科との家族の中で分類されるムクロジ科に含まれています。

と変更しました。
その後の部分、

or together with the Hippocastanaceae included in the family Sapindaceae.

の部分では、意味の分からない単語は、
Hippocastanaceae
Sapindaceae
でした。

それぞれ、「翻訳元」テキストエリアにコピーすると、単語の意味が表示されます。
Hippocastanaceae はトチノキ科
Sapindaceae はムクロジ科
です。
すると、

または、トチノキ科と共にムクロジ科に含まれる。

となります。

再び、メモ用ダイアログの文章を訂正しましょう

カエデは、自分自身を指す科であるカエデ科、または、トチノキ科と共にムクロジ科に含まれる。

となりました(「モミジ」は、カエデに変更しました)。


長くなりましたが、今回の要点は、
メモ用ダイアログを利用して、部分ごとに翻訳・訂正を行うことができる
ということです。

文全体を一度に翻訳しても、意味が通らなかったり、単語の用法が間違っていたりする場合があります。
しかし、翻訳文をメモ用ダイアログにコピーしておけば、
単語やイディオムに分解して翻訳しながら、手直しすることができます。



インストール不要・無料のKaede翻訳ツール
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月19日土曜日

Wikipediaの記事の翻訳をしてみる(その1)

今回から、Kaede翻訳ツールの翻訳の実例として、
Wikipediaの記事の翻訳を行ってみようと思います。

翻訳を行う記事は、
Wikipedia英語版のMapleの項目です。
URLはhttp://en.wikipedia.org/wiki/Mapleです。

この項目を選んだ理由は、Kaedeの英訳であり、植物の項目なので、
内容が大きく変更される可能性が低いと思うからです。

さて、翻訳を始めてみましょう。
http://kaedetrans.appspot.com/translationにアクセスして、
Kaede翻訳ツールを開きます。

この時点では、インラインフレームには「基本的な使い方」の説明ページが
表示されています。
これを英語版WikipediaのMapleの項目に変更します。

「翻訳したいページのURL」テキストボックスに、
http://en.wikipedia.org/wiki/Maple
と入力して、Enterキーを押すか、「移動」ボタンをクリックします。

すると、英語版WikipediaのMapleの項目が、インラインフレームに表示されます。

早速、最初の文を翻訳してみましょう。

最初の文は、
Acer (pronounced /ˈeɪsər/)[2] is a genus of trees or shrubs commonly known as maple.
となっています。

この文を選択して、「翻訳元」テキストエリアにコピーしてみます。

すると、
エイサー(発音/eɪsər/)[2]は、一般的にもみじと呼ばれる木や低木の属である。
と、「翻訳」エリアに表示されます。

特に翻訳として問題ないと思われますので、一時的に記録しておきましょう。

「open memo dialog」ボタンをクリックすると、
テキストを書き込めるダイアログボックスが表示されます。
ダイアログボックスの中のテキストエリアに、先ほど
「翻訳」エリアに表示された翻訳文をコピーしておきましょう。

この後翻訳を進めていくと、「翻訳元」テキストエリアに文字列を入力するごとに
「翻訳」エリアの内容が変更されていきます。
ダイアログボックスに翻訳した内容を書き込んでおけば、
以前に行った翻訳内容を忘れてしまうことになりません。
翻訳した文がある程度たまったら、メモ帳にコピーして保存したり、
ブログにコピーする等、翻訳を利用しましょう。


インストール不要・無料のKaede翻訳ツール
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月13日日曜日

一時的なメモ用のダイアログの使用方法

前回の投稿で、一時的なメモ用のダイアログを作成したことをお伝えしました。

今回はメモ用ダイアログの説明です。

「一時的なメモ用のダイアログ」は、
翻訳した文章であったり、調べた内容の要点を書いておく
メモ帳のような機能を持つ、ダイアログボックスです。

 「判別された言語」テキストボックスの右にある、
「open memo dialog」ボタンをクリックすると、ダイアログボックスが現れます。
この中にあるテキストエリアに文字列を書き込んで使用してください。

ダイアログを閉じたいときは、テキストエリアの下にある
「close」ボタンをクリックします。

再び「open memo dialog」ボタンをクリックすると、ダイアログボックスが現れます。
テキストエリアに、「close」ボタンをクリックする前に入力した文字列もあるはずです。

テキストエリアがあるだけの簡単なダイアログボックスですが、
メモ帳アプリケーションを起動したり、ブラウザの他のタブやウィンドウを表示して、
翻訳した文章やメモしておきたい事を書き込むよりも
ずっと使いやすいでしょう。
どうぞご利用ください。

ただ、注意点として、
インラインフレームに他のページを表示するために
「翻訳したいページのURL」テキストボックスにURLを入力して
別ページに移動すると、
ダイアログボックス内のテキストエリアの情報は消えてしまいます。
あくまで一時的なものですので、
保存しておきたいテキストは、別のファイルに保存するようにお願いします。


インストール不要・無料のKaede翻訳ツール
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月12日土曜日

一時的なメモ用のダイアログ

一時的なメモ用に使えるダイアログを作成しました。

「open memo dialog」ボタンをクリックすると、
新しくダイアログが現れます。

詳しい説明は、また次回。


インストール不要・無料のKaede翻訳ツールのアドレス:
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月7日月曜日

ドラッグ&ドロップから直接翻訳

インラインフレームに表示されているページ内で、
翻訳したい部分を選択してから
実際に翻訳を行う場合、2通りの方法があります。

1.「翻訳元」テキストエリアコピー&ペーストする
2.「翻訳元」テキストエリアドラッグ&ドロップして、「翻訳」ボタンクリックする

2つの方法のうち、2番目の方についてなのですが、
「翻訳」ボタンをクリックしなくても、ドラッグ&ドロップだけで翻訳できたほうが
便利だと思うのですが、その機能は実装されていません。


インストール不要・無料のKaede翻訳ツールのアドレス:
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月5日土曜日

フレームに表示できないページ

Kaede翻訳ツールに限らず、フレームに表示することができないページがあります

例として、YouTube、Twitterなどです。

InternetExplorerで、これらのページをフレームに表示しようとすると、
「このコンテンツはフレーム内で表示できません」
とメッセージが出ます。
FireFox、Chromeでは何も表示されません。

Twitterの場合、スクリプトにフレームでの表示を行わせないコードが
含まれています。

残念ながら、このような、フレーム内で表示できないページは、
Kaede翻訳ツールのインラインフレーム内に表示して、ページやタブの移動なしで
翻訳することはできません。

インストール不要・無料のKaede翻訳ツールのアドレス:
http://kaedetrans.appspot.com/

2011年2月3日木曜日

「翻訳したいページのURL」テキストボックスの入力操作

「翻訳したいページのURL」テキストボックスには、
インラインフレームに表示したいWebページのURL文字列を入力して、
送信します。
その入力手順を簡略化しました。

従来、テキストボックスに文字が入力されている場合には、
フォーカスがページの他の部分に移ってから、
もう一度「翻訳したいページのURL」テキストボックスを選択しても、
既に入力されている文字列を全て消去してから
改めて入力操作をする必要がありました。

しかし、今回の変更後は、
「翻訳したいページのURL」テキストボックス
フォーカスが移る(クリックする、tabキーで移動する)と、
既に入力されている文字列を全て自動で選択するようになりました。

ブラウザの「戻る」ボタンで、前に参照したページに戻った場合など、
既に文字の表示されている「翻訳したいページのURL」テキストボックスに
新しくURLを入力したい場合の手順を簡略化できます。


インストール不要・無料のKaede翻訳ツールのアドレス:
http://kaedetrans.appspot.com/