2011年10月29日土曜日

Google Cloud Storageのイントロダクション(その3)

クラウド環境で利用できるストレージである
Google Cloud Storageのイントロダクションドキュメントを翻訳してみます。

翻訳元はこちらです。
第1回はこちら。第2回はこちら

Features & Capabilities - 特徴と機能

Google Cloud Storageは、データの保存、共有、効率的で信頼性の高い管理を可能にする幾つかの特徴と機能を提供します。キーとなる機能と特徴は、以下を含みます。

・大容量とスケーラビリティ
・強力なデータ一貫性
・OAuth 2.0による認証
・Cookieベースの認証されたブラウザからのダウンロード
・Google APIs Console プロジェクト
・共有のためのGoogleアカウントサポート
・REST API
・バケットロケーション

これらの特長および機能は、次の各項で説明します。

High Capacity and Scalability - 大容量とスケーラビリティ

Google Cloud Storageは、数テラバイトに及ぶサイズとなるオブジェクトをサポートします。Google Cloud Storageはアカウントごとに多数のバケットもサポートしています。

Strong Data Consistency 強いデータ一貫性

Google Cloud Storageは書き込み後読み取りの強力な一貫性を全てのアップロードと削除操作において提供します。言い換えると、オブジェクトのアップロードが成功すると、直ちにダウンロードしたり、削除したり、メタデータを取得したりすることができます。同様に、削除成功後直ちにオブジェクトへのアクセスを試みると、404 Not Foundステータスコードが結果として返されます。リストの操作は、インターネット上のどこからでも最終的に一貫しています。

可用性の観点からは、Google Cloud Storageへのアップロード操作はアトミックに行われます。オブジェクトをアップロードすると、そのオブジェクトはアップロードが完了するまでは利用不可となります。アップロードされたオブジェクトは破損状態や一部のみの状態になることはありません。オブジェクトは利用可能か利用不可のどちらかの状態になります。

より詳しくは、API overviewのConsistencyを参照してください。

OAuth 2.0 Authentication - OAuth 2.0認証

Google Cloud StorageはOAuth 2.0認証を使用し、APIと対話するための許可を行います。OAuth 2.0認証は、アプリケーションがあなたに代わって行動するために発行されたトークンに基づいた認証です。あなたのアプリケーションのためのOAuth 2.0認証をセットアップするには、OAuth 2.0 authentication and authorizationガイドを参照して、OAuth 2.0 authenticationのGoogle Cloud Storageへの適用を参照してください。

Authenticated Browser Downloads - 認証済みのブラウザによるダウンロード

Google Cloud Storageは、Googleアカウント所持者それぞれに対してブラウザベースで認証されたダウンロードを提供します。認証済みブラウザベースダウンロードは、最初にGoogle アカウントベースのアクセスレベルをオブジェクトに設定して、ユーザーにオブジェクトに合わせたスコープのURLを渡すことで提供できます。認証済みブラウザダウンロードのためのURLは、

https://sandbox.google.com/storage/bucket/object

詳しくは、AuthenticationのCookie-based Authenticationを参照してください。

Google APIs Console Projects - Google APIコンソールプロジェクト

Google Cloud Storageは、Google APIs コンソール内でサービスとして利用が可能で、プロジェクトメンバーの追加、課金設定、認証の管理、他のAPIとの連携が行えます。多くのプロジェクトを持つことが可能で、それぞれのプロジェクトにGoogle Cloud Storageインスタンスを持つことができます。


Google Account Support for Sharing - Googleアカウントによる共有サポート

Google Cloud StorageはACLをオブジェクトやバケットへのアクセスコントロールに使用します。ACLの設定によってオブジェクトやバケットを全世界またはGoogleグループ、Googleがホストするドメイン、特定のGoogleアカウント保持者で共有することができます。詳しくはGoogle Cloud Storageアクセスコントロールモデルの項、Access Controlを参照してください。

REST API

Google Cloud StorageはシンプルなRESTfulプログラミングインターフェイスを提供していますので、Google Cloud Storageにおけるデータの保存・共有・管理のために複雑なSOAPツールキットやRPCプログラミングに頼る必要はありません。その代わりに、PUT,GET,POST,HEAD,DELETEのような標準的なHTTPメソッドを使うことができます。

Bucket Locations - バケットのロケーション

Google Cloud Storageはバケットが地理上のどの場所に保存されているか特定する機能を提供します。バケットがヨーロッパかアメリカ国内のどちらに保存されているか特定することが可能です。詳しくはSpecifying Bucket Locationを参照してください。


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