2011年9月19日月曜日

Google App Engine のHigh Replication Datastoreの利用(その5)

前回まででGoogle App Engine の
High Replication Datastoreの使用についてのドキュメントを翻訳しました。
(原文はこちら)

データストアには2種類あり、
・High Replication Datastore
・Master/Slave Datastore
です。

GAEのデータストアは、データを複数のデータストアに
保存しますが、データストアへのアクセスの仕方に違いがあります。

マスター/スレーブデータストアは、
プログラムからアクセスされるデータストアは1つで
保存・読み出しをする先は複数になります。
マスターデータストアに障害が発生すると、
データストアの読み書きが出来なくなるという欠点があります。

High Replication Datastore(HRD)は、
アクセスするデータストアを1つに限定しないので
可用性が上がります。有料版は99.95%の保障をしています。
(これまでのところ、実運用上で99.99%以上のようです)
しかし、書き込みを開始してから全体の更新が完了する
までに読み出しが行われると、
読み出されたデータが最新のものであるとは限りません。
そのため、アプリケーションの性質によっては
レスポンスに最新の更新が反映されるような工夫が必要となる、
ということのようです(それが、前回の内容)。

マスター/スレーブを使用すればいい…のですが、
今後廃止となる予定だそうです。

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